過去ログ06

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[150] ト書きの要らない役者 投稿者:香代 投稿日:2000/01/26(Wed) 00:32
皆さんの書込みを見て、取り止めも無く語ってしまいますが・・・
クサナギツヨシについて、5年前の「フォーティンブラス」のパンフレットにフジテレビの佐藤氏が「演出側としては全く計算できない存在」とコメントを寄せていました。研究室でびすこさんが引用されていた「ぴあ」のインタビュー記事にもあるように、クサナギツヨシが脚本から素直に感じたままを表現するとあの「ヤス」が生まれるわけですね。そしてその役は他の人の想像をはるかに越えている、もしくは思いも付かない方向からやってきて(佐藤氏は同時に「草なぎ剛は宇宙人である」とも言ってましたっけ:笑)、観る人も、もしかしたら作っている人をも驚かしているのかもしれません。
本当に「おそるべし」な役者ですね。

大阪公演は今日までだったのですね。千秋楽、どうだったのでしょう。そして週末はもう名古屋です。「蒲田行進曲」が初めて行く街に「聖なるもの」はどう映るのか。見てきたいと思っています。

 


[149] 若干のデジタル化 投稿者:KItty 投稿日:2000/01/26(Wed) 00:31
アナログの巣窟の我が家に、やっとインターネットが出来る環境が整いました。これからも、管理人のお二人はじめ、熱心なクサナギファンの皆さんの、熱い言葉の数々を、心から楽しみにしています。

 


[148] 芝居しないって? 投稿者:じゅんべー 投稿日:2000/01/25(Tue) 22:29
皆様の”蒲田”の内容を読んでいると はやく見たい!!!

今日 本屋で見かけたのですが、 TVの”降霊”を監督した 黒沢清さんのインタビューで
「役者は あまり芝居しない人を使う」というような記事を読みました。
剛君も少しですが、出演していたので 役者としては そっちの部類なのかなあ・・と
思ってしまいました。(役者の実名はでていません。 全般的にという意味で)

前に キネマ旬報の ”日本の男優100人”(題名は正確でありません。ごめんなさい)にも
一押しの俳優ということで 剛君があげられてました。
「メッセンジャー : 芝居していないのがいい」と・・・

では、”芝居をしない”って どういうこと? 私には この答えもクサナギツヨシと同様に
答えをだせません。
蒲田のヤスは 芝居を見ているというよりも ヤスがのり移ったクサナギツヨシという人間を
見に行っているかのようにも 思えます。(もしくは クサナギがのり移ったヤスなのか?)

また 今年の蒲田で 何か 感じられたら また 書き込みしたいと思います。

 


[147] 仲良くやろうよ 投稿者:剛の姉ちゃん 投稿日:2000/01/25(Tue) 18:09
よかったぁ観に行けて本当によかった!主人に子供を頼んで4回観ました。正直1回目は期待しすぎていたのか剛君を観て満足程度の物でした。しかし、2回目からはもう大変!頭んなかは大パニック!
4回目観た後はもう震えが止まらず足はガクガク剛君にただただ脱帽でした。ひとつ心配な事は熱くなりすぎたファンが真奈美ちゃんをボコボコにしたりしないかなとおもって・・・
演技だよ大きい心で見守ってあげようよ!もう今年は観に行けないけど再再演期待しています。TVでやってくれるといいんだけどなぁ!むずかしいよね。

 


[146] 私の感想、変化しました 投稿者:YO-YO- 投稿日:2000/01/25(Tue) 16:25
こんにちは。2度目の書き込みです。
最初の書き込みは、16日に観に行った感想を書かせていただいたんですが、その後、21日と24日に行って、どんどん変わってきたので、またつたない感想ですが、書かせていただきます。

MENAさんが以前書いておられたように、16日の公演に笑いが少なく、私の中には、ただせつなーい、ブルーな気持ちだけが残ってしまいました。
はっきり言うと不満だったのです。
去年の『蒲田』は、「すごかった。良かった。楽しかった。」と劇場を後にしたのを覚えています。
でも今年のは違っていたのです。
特にヤスが変わったように感じられました。(悪くなっていたのではないのですが・・・)
舞台というのは、生き物なので、その時の演者の状態とか、観客の状態とか空気とか、もちろん観る側の体調や精神状態によっても異なってくるのは知っています。
再演なので期待しすぎる事も分かっています。
はっきりした原因をあげる事が出来ないのですが、私には満足出来なかったのです。

そんな気持ちを引きずりながら、2回目を観ました。(21日です)
素直に楽しかったです。
そこには去年と変わらないヤスが、銀ちゃんが、小夏がいました。
もちろん変更されたシーンはたくさんあって、3人の関係はよりシンプルに、かつ複雑になっています。(矛盾しているようですが、観た方には解っていただけるんじゃないかと・・・)
それぞれに成長(進化?)していましたが、そこには根本的には変わらない、私の想っていたヤスと、銀ちゃんと、小夏がいました。
お客さんも笑う所では笑っていたし、楽しくて、怖くもあり、そしてせつない。
「これだよー!!」と私の不満は満足に変わっていました。

そして3度目です。(24日)
素晴らしかったー。ホントに!
感動しました。階段落ちのあたりから、震えてました。
去年、最初に観て「クサナギツヨシってすごい。」と感動した時よりも、ずっとずっと良かったー。
満足するなんて次元のもんじゃありません。
立見で、一番後ろだったのですが、所々でヤスのそれから小夏の表情、見えましたよ。
「笑う鬼」よく見えました。
それから、痛かった。
前半は感じなかったんですが、ヤスが小夏をいたぶるシーン位から、ヤスが殴ったり蹴ったりする度、私の心も一緒に殴られていました。
みぞおちのあたり、痛かったです。ホントに。
感情というのは思考(頭)に訴えるものだと思っていたのですが、心(心臓)にズキズキきましたよ。
あと、階段から落ちた後のヤスの死顔(?)は、とても美しく、気高かった。
あれが本当の『神に召された』という事なんでしょうか?
すべての罪を明らかにして、そして昇っていく。
彼自身が『神そのもの』になったのかなー?

と、まあこんな風に私の心境は変化したわけです。
私の理解力が足りないせいで、時間がかかったのかもしれませんが、素晴らしい舞台になっていますので、まだ観てなくて、これから行くという方は、楽しみに、期待していて下さいね。
私はたぶんもう行けないので、進化していく『蒲田』を観ることが出来なくて残念です。

<びすこさんへ
以前書いていただいた、クサナギヤスからの挑戦状。
立ち向かう事は出来ませんでしたが、しっかと受け止める事は出来たようです。相変わらず言葉にすることは出来てませんが・・・

ますます謎な男。ホント恐るべし〜!ですね。

 


[145] つかさんのHP、 投稿者:ふみ 投稿日:2000/01/25(Tue) 15:44
つかさんのHPのトップが
また、かわりましたね。

「そこには狂暴かつ愛しき

聖なるもの

がいます。」

…って。それはヤスさんのことですか???
って聞きたくなりました。
そして、はやく舞台が観たくなりました。
どうなってるんだろう?
大阪も楽日、無事終わるといいですね。
観に行く方は楽しんできてください。

スタッフや出演者の皆さん、風邪は
大丈夫なのかな?
寒いけれど、頑張ってください。

 


[144] いざ・・・ 投稿者:maiko 投稿日:2000/01/25(Tue) 02:27
今まで舞台というものはかなり観てきたのですが、こんなに観る前に「期待感と恐怖感」が共存して戦っている心境は初めてです。
最近、思い入れのある映画や舞台だと、ただ字幕タイトルが出たり幕が上がっただけで感極まってびしょびしょ泣き始めるという症状にみまわれます(~*~)トシカシラァ(;_;)ホットケ!(^へ^;)

蒲田に関しては・・・・困りましたぁ。
新大阪駅から近鉄までの道中で泣いてしまいそうです。
皆さんの感想を見ているうちにどんどん自分の心中で育ってしまった「ヤス・クサナギ」が激しく私に吠えてきます。

「体全体で泣き叫び愛を表すヤス」・・・まだ私には想像ができません。今日25日、自分の目の前に「それ」が現れるのかと思ったら・・・もう泣きそうです(=L=;)

 


[143] 無意識 投稿者:HINACO 投稿日:2000/01/25(Tue) 01:51
 クサナギツヨシはこう言ってのけた。「無意識で台詞を言うんだ」
いったいどういうことなんだ?いったいどういうやつなんだ?
「次は何を言おうなんて思ってるようじゃだめ。自分の肌になってないとだめ。相手の台詞を聞くと、顔や動きを見ると自然に言葉が出てくるもんだ」とも言った。なんてやつだ。わたしたちは、ずいぶんと役者クサナギを語ってきた。芝居をするクサナギについて論じてきた。これってもしかしたらものすごい間違いを犯してるんじゃないか?
 私たちの見ていないところではきっと彼はがむしゃらに芝居してんだろう。役が自分になるまで、そりゃあもう懸命に芝居してるんだろう。でも、私たちの目に触れるころ、彼はもう芝居なんかしてないんだ。芝居することをとっくにやめたクサナギツヨシを私たちは目にするんだ。芝居することを終え、すっかりおとぎの世界の住民となったクサナギツヨシじゃない彼を私たちはずっと見てきたんだ。
 そりゃぁ、すごいはずだ。そりゃぁ、わけわかんないはずだ。
そこにいるのはクサナギツヨシじゃないんだもの。発する言葉にもその目にも、なんのウソ偽りもないんだもの。
 やっぱりおそるべしクサナギツヨシだ。
ちなみに、私たちの見えない場所でがむしゃらに芝居をするために、彼はどうしても車の免許が欲しいらしい。スーパーマンにとっての
電話ボックスが、彼にはきっと車なんだろうな。今年こそ、免許とれるといいね。あ・・・私もだ。免許とらなきゃ。

 


[142] (;_;) 投稿者:やすこ 投稿日:2000/01/25(Tue) 01:26
雨が好きなカタツムリである。
アミ〜ゴさんのこの言葉がわかりやすくて優しく胸に染みて、それだけいいたくて書き込みます。
ええと、あと、
>myoukoさん。
ナゼ、何度も観る必要があるのか。
一回観ただけじゃ判らないからです。台詞も全部聞き取れないし。また、こういう環境にいると、ひとに誘われるということもあります。劇は、観に行くひとが違うと、それだけで違うものに観えます。そのひとと、同じ時間を過ごして、その時間について語り合って、ようやく消化できる気持ちもあります(だから、観劇後に友達と会えない夜は無性に寂しくなります)。
反対に、一期一会だという考えも判ります。潔く、立派な考えだとも思います。

 


[141] ただひたすら感動してます 投稿者:SARA 投稿日:2000/01/24(Mon) 22:00
人目を気にせずあんなに泣いた事、
ひょっとしたらないかもしれない。
1日経った今も放心状態です。

舞台に立つ剛は『ヤス』そのもの。鳥肌が立ちました。
優ししさと裏腹に鋭くて・・・
千夏をいたぶる所。なんだかとても切なかったです。
あれが究極の愛なのかな?
私も『ヤス』に恋しました。ドキドキしました。

とても素敵な時間をありがとう!!
また会いたいな。

『ヤス、カッコイイ〜〜〜!!』

 


[140] 役者、クサナギツヨシを考察する 投稿者:アミ〜ゴ 投稿日:2000/01/24(Mon) 19:14
SMAPのクサナギツヨシは、トークの時だいたい休んでいる。
要領がいいのではなく、いち視聴者となって、みんなの話を聞いている。
聞き上手というべきか、はなし下手というべきか、単なる天然ボケなのか。

その点、役者クサナギツヨシは熱い。
しかし、熱いといっても、クールに熱い。
熱く芝居をしていても、もう一人の自分(アナザーオブミー)が、
舞台全体を見ていて、冷静に流れを把握している。

また、声がこもっているというが、いやし系のヒーリングボイスともいう。
優しいとなりのお兄さんのイメージ(いいひと)のため、
それゆえに、キレたときのセリフは凄みが増す。

クサナギツヨシは、情けない男の芝居がうまい。
TVドラマでも、人の弱さを見せる役が多いが、
この「蒲田行進曲」でも、銀ちゃんがいないと生きていけないヤスを演じている。
このヤス、とにかく、情けない弱い男である。
・・・そうなんだけど、可哀想じゃなく、カッコイイのである。
なぜだか解からないが、銀ちゃん以上にカッコイイのである。
それは、弱さの美学なのかもしれない。

クサナギツヨシは、カタツムリのように、ゆっくり前進している。
そして、弱そうに見えて、炎天下でも殻の中で生き延びるしたたかさを持っている。
そのくせ、「オレ、のんびり散歩するのが好きなんだ」と、
何もなかったように、雨の中ゆったり動いている。

クサナギツヨシとは・・・
雨が好きなカタツムリである。

 


[139] あと2回は見たいです。 投稿者:あねご 投稿日:2000/01/24(Mon) 16:21
1/21(金)の舞台見に行きました。舞台の内容は全く分からずに見に行ったせいか、始めは『???』状態でした。でも、始まったと同時に、かなり前のめりに舞台に釘付けになってました。周りは、背もたれに背中をつけて見てるのに、私ぐらいでした、そんな体勢で舞台を見ていたのは・・・。それくらい夢中になってました。魅力はやっぱり生の舞台だったからだと思う。同じ内容でも、毎回違った舞台になると思うから。私は剛くんのファンだから、剛くんに目がどうしても行ってしまってました。でも、話が分かって来ると、舞台上にいる全ての人の動きがすごく気になって来ました。私はあと2回はこの舞台を見たいと思ってしまいました。実際には行けないんですけど。だから来年でも、再来年でも何年先でもいいから、同じキャストで『蒲田行進曲』をまた見てみたいです。2/20までまだあるけど、みなさん体に気を付けて頑張ってくださいね。

http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Drum/3306/


[138] なぜなんでしょうねぇ。 投稿者:みえ 投稿日:2000/01/24(Mon) 14:41
>myoukoさま

もう何年も前の話ですが、私が観るその日の公演から主役の方が病気休演されたことが2度ほどありました。それ以来、資金的に余裕があるときは、前半に一回、後半に一回チケットを取るようになりました。(ストーリーや、話題性で見る場合はこれにあらずですが。)
生身の人間がやる舞台ですからどんなハプニングがあるかも、わからないし、絶対休演するな!とも言えないですから、自分で対策を立てたわけです。なので、「蒲田行進曲」に関しては、チケットが売り出された時に、2回分取ったわけです。これは昨年も同じでした。
ところが・・・。どう言うわけか今年の舞台は、見終わった後も何故か無性に観たくてたまらなくなるんです。「これ!」という明確な理由がわからないまま、「観たい、観たい」という気持ちが膨れあがるんです。で、つい劇場に足が向く、という結果になっております。
けれど、これも劇場が自分の生活圏内、つまりは通勤途中にあるという事も、かなり影響してると思うのです。これが、東京だったら、やっぱり二の足踏みますもの。仕事が終って帰りに劇場によってみたら、チケットがある。・・・と、観てしまう。
「観たくなる」理由の一つにはおそらく私が草なぎさんのファンであるという事も入るとは思います。でも毎回内容が変わっているからっていうのでは無いんです。何かがあるんですよねぇ。それが、いつかわかるんじゃないか、と、その答えを知りたくて、劇場に通ってしまうのかもしれません。
ただ時々不安にもなるんです。「もしかしたら、私が何回も観に来るせいで、観たいけれども1度も観る事が出来ない人がいるんじゃないか」って。月並みな表現ですが、素晴らしい舞台なので、沢山の人に観てもらいたいと思います。だから、余計に、悩むんですよねぇ。ふぅ〜。

お芝居の見方は十人十色、作品それぞれだと思うんです。なので、一回しか観ない人のほうが何回も見た人よりも感動が大きいか、って言うとそうではないと思います。人それぞれ、自分なりの舞台の楽しみ方をみつけられれば良いのではないでしょうか。もちろん基本的なルールや常識を充分踏まえた上での話ですけれど。

 


[137] 感動です! 投稿者:広絵 投稿日:2000/01/24(Mon) 12:25
蒲田行進曲の『か』の字も分からないまま上演開始。初めはストーリーについていく事で必死だったのに、気が付けば、銀ちゃんとヤスと小夏に釘付けの状態でした。小西さんのアドりブなのでしょうか?ヤスの股間を触るはずが剛君の股間を触る事になり、ヤスに求愛するはずが剛君へのセクハラへと変わる。そういう事があるから、生がおもしろい、芝居がおもしろいと感じるのでしょう。  階段落ちのシーンへの展開、泣かずにはいられませんでした。  再々演懇願します。 最後に、蒲田行進曲に携われた皆様 ありがとう!

 


[136] ちょっと付け足し 投稿者:myouko 投稿日:2000/01/24(Mon) 02:09
あのちょっと思っていることなんですけれど、皆さんは“蒲田行進曲”を何度も見に行っていらっしゃるようですが、なぜなんでしょうか?そりゃ公演中に何度も直しが入るので毎回違うものを見るためでしょうけど、私は1回の感動を大事にしたいんでちょっとどうしてかなと思っただけです。いろんな見方があるので私の価値観押し付けてもしょうがないですね。ただスゴイなと思っただけです。(ちょっと、羨ましいのもあるかも(笑))

 


[135] 最初で最後‘蒲田2000’ 投稿者:myouko 投稿日:2000/01/24(Mon) 02:02
 やってきました、1月23日。
私、最初で最後の“蒲田行進曲2000”。
去年の2月、大阪公演で当日の立ち見券を求めて4時間並んで見た
“蒲田行進曲1999”は、これを見るために並んだんだという達成感と舞台初体験のドキドキと、つか氏の全てを飲み込む演出と、クサナギツヨシ、錦織一清、小西真奈美をはじめとする役者陣に圧倒され、そこには、ただただ全てを吸い取られた抜け殻の私がいました。
蒲田行進曲についての何の予備知識もなく、正直ストーリーはよくわからなかったし、立ち見だったのでどれが誰なのかわからないなんてこともありました。それでも、舞台を見終わった後のなんとも言えない空虚感、満足感はなぜかとても気持ち良かったです。
そして、今年の“蒲田行進曲2000”がやってきました。S席H列。役者1人1人の顔がよく見えます。冒頭、後半の演出がやはり、かなり変わっていますね。今年の方も去年の方もどちらも好きです。
かわっているのは演出だけではありませんね、役者陣が大きくなってる気がします。
クサナギツヨシは本当にスゴイ。彼はこれからも成長しつづけるのでしょうか?小夏に微笑みかけたかと思うと小夏のお腹をけりまくる。
何なんでしょう?何なんですかねぇ・・・。
小夏とヤスとの階段落ち前の延々と続く2人の掛け合い。ヤスが小夏を殴り、蹴り、いたぶりまくっている時、劇場内の空気は張り詰めます。かと思うと、小夏に微笑みかけます。満面の笑みに見え隠れするヤスの心の奥にあるもの。それを見てまた空気はさらに張り詰めます。そして小夏の逆襲でのアドリブ?では劇場内の空気は一瞬和みます。
役者というものは場面に応じてその場の雰囲気を変えなければいけないと思います。銀ちゃんも小夏も中村屋も若山先生もみんなその場に応じたものを見せてくれます。じゃあヤスは?クサナギツヨシは一体どうなんだ?
彼は『空気』をも変えているような気がします。
これは私が勝手にそう思ってしまったことなのであります。
やっぱり化け物なのでしょうか?
全体を通して言えば、今年は分かりやすかったということ。3人の心の深い部分まで見ることが出来ました。人の愛らしさも無邪気さも清さも汚いところも憎らしさも悲しみも喜びも全てを、さらけ出せてしまうからこそ傷つけあう3人。けれど、その先に何があるのかはやっぱり分かりませんでした。
しかも何かが足りない気がしました。何だろう?去年にはあって今年にはないもの。それは『スピード感』だと思いました。去年のを見てるから?
演出のせい?いや、違うと思います。役者達が上手くなってしまったからです。決して全く勢いがない、というわけではないのです。役を自分のものに出来るようになってくると同時に余裕が出てくるからではないかと思います。余裕がでてくるのはいいことだろうけれど、勢いが少しでもなくなるとダメだと思います。
何の根拠もありませんが、ただ私はそう思うのです。
それでも、やっぱり“蒲田行進曲2000”は最高でした。
本当に今日見れてよかったです。私は1回しかみないのでこれで最初で最後になるわけですが、本当に良かった。これを機にクサナギツヨシが益々の発展を遂げることを楽しみにしています。

 


[134] 耐えきれずに。 投稿者:みえ 投稿日:2000/01/23(Sun) 22:59
21日、仕事の終了のベルとともに急いで、劇場に向かいました。
自分の中の何かに追いたてられるように。
それが一体なんなのか、結局は今回もわからず終いでしたが、1つ自分の中に変化がありました。
「蒲田行進曲」は舞台の中の台詞にあるように「かならずハッピーエンドにしなきゃ行けない」というとおり、ハッピーエンドで終わります。けれど、見終わった後、とても切ない気持ちになりました。
それが、もちろん、切ない気持ちもあるのだけれど、それ以上にみんながとても愛しく思えるのです。
大阪公演は後2日、2回を残すのみとなりました。やはり、私は愛しい彼らに愛に、電車の中を走るくらいの勢いで劇場に向かっていることでしょう。

(↓の書きこみ、送信ミスをしてしまいました。ごめんなさい)

 


[132] かっこよかったーー! 投稿者:たえこ 投稿日:2000/01/23(Sun) 20:38
2000年1月22日、今回生まれて初めて舞台を見ました。(まだ17年かんしか生きてないけど)それだけでも感動だったんですが、草g剛さんのファンという事もあって「蒲田行進曲」を見れて本当に嬉しかったです。しかも生草g剛を見るのも初めてで、すべてが感動でした。
初めて見る草gさんはいつもテレビで見る草gさんではなく「蒲田行進曲」のヤスでした。笑ったと思ったらいきなり小夏を蹴ったり、殴ったり表情がクルクル変わって、おもしろい人だなぁって思いました。
最後に錦織さんとバック転した時は「キャー!!」って叫んでしまいました。あの時はいつも見てる草gさんだった気がしました。
もしまた再演があったら、もっと前の方の席でみたいなぁ。

 


[131] 観る人の夢を壊さない演出を 投稿者:Mew 投稿日:2000/01/23(Sun) 07:47
私もはじめて書きこみします。私は去年の舞台を二回観て
今度の東京公演を見る予定です。去年、観た時は正直戸惑いました。
セリフや演出が、少し過激で「私ついていけるかな」と思いました。
でも、剛くんが一生懸命演じているのだからしっかり見なきゃと
剛くんの演技に注目していました。戸惑いながらも観たあとは
「人間の性格的な醜さ、美しさ」をありのままに描いているなと
思えました。でも、その日によって演出が変わることへの戸惑いは
どうしても残りました。私は関西にある劇団のファンだったので
生の舞台の楽しさは、わかっているつもりだったのですが
一度、初日の幕をあけたら変わることなく観客に伝えるものでは
ないかなと疑問が残りました。
それと、昨日の舞台を観に行った人の話だと
小夏がスカートをめくってヤスの頭に・・・というやりとりが
あったそうですが、そういうあまりにも過激な演出はやめて欲しい
です。私の気持ちの中の「クサナギツヨシ」という大切なものまで
壊されてしまったようで、いやな感じがしました。
舞台は、やはり「夢のある」ものであって欲しいです。
こういう意見をいうと「わかってない」と言われそうですが
偽らず剛ファンとしての気持ちなのです。
辛口になってすみません、青山劇場で観る時には
ちゃんと舞台を観れる状況であればいいなと思います。

 


[130] はじめまして^^ 投稿者:姉音 投稿日:2000/01/23(Sun) 03:18
私は、今年(今日)はじめて、『蒲田行進曲』を舞台で見ました。
去年は、仕事の関係もあったので、結局見ることが出来なかったので、この公演については、全くの白紙状態で、この舞台を見たことになります。
映画版の風間さんと平田さんの分は見たことがあるので、概要的なものは、知っていました。
もともと、お芝居は好きで、機会があれば、興味のあるモノは覗くようにしているのですが・・。

今回、緞帳が降りてしまって、客席の灯りがもどっても、しばらくは、動けなかった自分が居ました。
感動というよりは、共鳴に近いものかも、しれません。
私自身、最後の拍手の時まで、一言もしゃべっていないのに、喉の奥が熱く、耳の後ろが痺れていました。
握っていたハンカチが涙で濡れてしまっていて、泣かせられちゃったんだあって、後から、2度泣きしそうになりました。
なんなんでしょうか?この感情は?
自分の中でまだ消化されてはいない何かに、後ろからどんどんと小突かれているような感じです。
もう、すぐ目の前の茂みのムコウには切り立った崖があるかも知れないのに^^;;
ああ、私が地元(公演地3箇所の)であれば、きっと翌日の立ち見に並んでいるでしょう(><)
そして、1moreを繰り返す。
今の自分には、交通費と時間の関係で、ソコまでの余裕はありません。(残念)
でも、来月、(私にとっては)遠い東京の地に放浪している私がいたら、笑ってやってください。

感想はちゃんと気持ちの整理が出来ないと無理です^^;;
ええ、本当に、なんなんだよぅ!
でも一つだけ(笑)
「クサナギツヨシ」
今まで、ずっと見つめていた見慣れた貌が、なんだか、この舞台上では、「別」の何かに見えました。
「顔」が違うのじゃなくて、「性別」が。
銀ちゃんといる時のヤスは、優しくて甘くて、我が儘で強気な「雄」に見え、小夏といるヤスは、寂しがりやで穏やかで、泣き虫で乱暴な「雌」に・・・。
シンクロしていく彼らは、互いに映し合う鏡のように、私達に魅惑の魔法を掛けたのかもしれません。
・・・ああ、もう一度、早く、この罪人達に、会いたいなあ・・。

 


[129] 雨降って地かたまる。 投稿者:びすこ 投稿日:2000/01/22(Sat) 06:32
この2日、大阪で何が起こってたのでしょう。ただのまぼろし?まるでこのこと自体が『蒲田』そのものをあらわしてるようです。

昨夜もその前もこのページを何度もリロードしつづけました。
そして失敗から完璧に。

「完璧に」のあとにつづく文字は?
それはわたしたちがおのおの考えることばなのでしょう。

…そんなことを考えてたら夜をあかしてしまいました(苦笑)。奥が深い、深すぎる。わたし(たち?)の睡眠、浅すぎる(爆)。ことばを選んでる間に、蒲田は、ヤスは走っていってしまって迷子になった気分です。ヤスが駆け抜けていってしまう前に追い付きたいのに…。

 


[128] そしてまた変わりましたね(笑) 投稿者:川本千尋@管理人 投稿日:2000/01/21(Fri) 23:44
「蒲田行進曲」大阪

完璧です!!

お疲れさまでした、つかさん、出演者、スタッフのみなさん。
そして明日からも。
わたしたちはわたしたちにできることを。

 


[127] つかこうへい事務所です。 投稿者:つかこうへい事務所 投稿日:2000/01/21(Fri) 08:20
 つかこうへい事務所です。
 管理人さん、お礼のお言葉ありがとう
ございました。
 さて、つかこうへい事務所のトップ
ページがまたかわりました。

 失敗しました。
 今日もう一度作り直します。

 いかなる展開になるか、こうご期待。

http://www.tsuka.co.jp/


[126] 今ごろ、劇場は臨界に向かっている。 投稿者:松本有紀@管理人 投稿日:2000/01/20(Thu) 20:12
つかこうへい事務所のHPトップを見ながら、心が泡だって
どうにも落ち着きません。うろうろうろうろ、そこら中を
歩き回っています。

わたしが大阪で見てきた「蒲田行進曲」では、銀ちゃんは
自分の太ももにナイフを突き立てました。

「銀ちゃんが逝く」では、ヤスが銀ちゃんを刺します。

「蒲田行進曲2000」では、銀ちゃんは誰に向かってナイフを
かざそうとしているのでしょうか?いや、「何を」殺そうとして
いるのでしょうか。

今日、観劇されているみなさま。ミステリーの結末を知るような
気持ちなのではなく(いや、そういう気持ちもありますけどね(^^;;)
銀ちゃんが向けたナイフのゆくえ、それが何を意味してたのか、
みなさんはそれを、「どんなことだ」って感じたのか、出来たら
それも、教えていただけたら、って思います。
でも頭真っ白になっちゃうのかなぁ、やっぱり(^^;;・・・・

つかこうへい氏は、ジャニーズの2人を連れて、あの名作
「蒲田行進曲」を、どこに進めていこうとしておられるので
しょうか・・・・・

>つか事務所さま
情報の掲載、ありがとうございました。暖かなお言葉も、
ありがとうございました。

>みよみよさん
わたしも、若い方が、あのお芝居をみる機会があるってこと、
すごくステキで、うらやましいと思います。
でもあんまり気負わずに、「楽しんで」見てきてくださいね。
こんなにオロオロしてて言うのもなんですが、「芝居は楽しむもの」
だって思いますから(^^)。そして、ぜひ感想教えてください。

>感想を書いていただいたみなさま
ありがとうございます。わたしも一人で消化しきれなくて、ほんとに
オロオロしています(しつこい?しつこい?・笑)
これからも、一言でもいいから、ぜひ、書いてくださいますよう、
お願いします。そうそう、クサナギに負けてたまるか!(笑)

 


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