「フードファイト　第一回感想」

〜帰ってこい草なぎ剛！！〜

cyu

すみません何故あやまってしまうのか分からないんですが、実は私も見終わったあと
「面白い・・．」と思ってしまった。

たしかにあの剛のカツゼツの悪さ、台詞の聞き取れなさ具合には
「なんで今さら〜〜〜〜！！！！！」とテレビの前で絶叫したものです（大袈裟）
特に状況設定や人間関係の心理に関わる大事な台詞が、ちゃんと茶の間に伝わらなかったのは
役者として致命的と言わざるを得ない。

で、まあストーリーの方はひとまず置いておいて、やはりここは
クサ研らしく演技の方を書きたいと思います。
初回を見て一言。

「あの天性の演技の柔軟性にもう一つ、
「決め芝居」が加われば草なぎは最強の役者になれるのに。」

「決め芝居」とはいわゆる「水戸黄門」の「印篭」であり
「角さん助さん、こらしめておやりなさい。」であります。
毎週ある台詞にも関わらず、人はこの「決め台詞」を聞き溜飲を下げる為に
８時４５分に向かってスタンバッているのであります。

「決め台詞」がきちっと発せられ「決め芝居」にかちっとはまった演技は人を酔わせ
る事ができる。

それは誰がやっても一緒という事ではなく、
脚本、演出、役者、総べての息があってこそ発生する、
すばらしいハーモニーなのだと思うのです。

前から思っていたけど剛くんはこの「決め芝居」をもっとも嫌っている人ではないか
と思う。
役者完全オリジナルの演技を、もしくはリアリティーを追求して旅に出ている気がす
るのは
「ライ麦畑でつかまえて」の話など、読んでしまったからでしょうか。
しかも、オリジナルがしょぼければ私達も無視するので済みますが
時として信じられないほど、他の追随を許さない位に素晴らしいものを私達の目前に
持って帰ってつきつけるのだから、本当にやっかい（笑）

初回を見て草なぎファンとして一言。
「相変わらず頑固くんやなあ・・・。」
草なぎくんは演技に関してはわがままなんでしょう（笑）

テレビステーションでのインタビューでも
「演技は一番我がままにやれる場所だ」と言ってますから。

探して探して。そしてお前はどこまで行くんだ！？

一度、帰って来い、草なぎ剛！！
君はもう既に青い鳥は手に入れているかもしれないぞ！！

そしてもう一つ。前に私は
「失敗してもいい。今までにない新しいものに、
たとえ「これは草なぎには合わない」と言われる役でも挑戦して欲しい」
と書きました。

今はまだ何か中途半端な感じはありますが
役柄的にはもうちょっとでつかめるだろうと予感があります。
多分回を追うごとに話題になっていくのではないでしょうか。

楽しみです。